先日泥を捕まえた。 

電車の中で、一点物という事で買った私の鞄と同じものを肩から下げたベビカに赤+幼児(3歳くらいかな?)連れのアラサーくらいかな?ママを発見 
その鞄はつい最近妹に貸したばかり 
???と思いつつ、後先考えず、「それ私のですよね?」と話し掛けてしまった 
そしたら電車の中で凄いおっきな声で「はああ?頭おかしいの??」って言われた 

しまった、考えなしだった、そりゃそうだ、と思いつつ、 
「いや、えーと、あなたは妹の友達ですか?その鞄は妹に貸してて元は私のなんです」って泥ママに言ったら、 
でっかい声で「この人頭おかしい!!ドロボーーーー!!!」って叫ばれた。 
同時に赤と幼児がギャン泣きしだすしカオス。 







でも絶対見間違えるはずも無い特徴のありまくる鞄なので、その場で妹に電話するも繋がらない。 
すると泥ママは次の駅で降りようとしたので、私も一緒に降りて、携帯耳に挟みながら追い掛けた。 
すると「ついてくんじゃねーよ!!!」って叫びながら蹴って来た。 
相変わらず赤泣いてるし。 
駅員さんが飛んで来て、されど泥ママは私を泥棒だと言って逃げようとするし、駅員さんも私を拘束しようとするので、私が警察を呼んでくれと言った。 

警察官の方に、その鞄は一点物で他に同じものは二つと無いことなどを話し、泥ママもろとも警察の御厄介になった。 
しばらくしてから漸く妹と連絡が付いた。 
どうやら妹は今日、出先で鞄ごと置き引きに遭ったそうで、私が貸した鞄ごと財布も携帯も無くなっていたらしい。 
あとはお察しの通り、泥ママが持ってる鞄の中から妹の私物が出て来たという・・・。 

驚いたのは妹の財布の中身を捨てて、自分のカードとかを入れてたことと、 
妹のiPhoneのシムをぬき取って、捨てて、iPhoneを探せなくしていたこと。 
(妹の財布の中身とSIMは後日某所のゴミ箱から発見済み) 
iPhoneのSIMぬくなんて手慣れ過ぎてるよね・・・ 


まず結論から言いますと、泥はこのスレで出てくるような真性の基地ではなかったので、 
鞄と鞄の中身をどこのお店でいつ買って、みたいな押し問答、および悪魔の証明的な確認作業はさほど必要ありませんでした。 

私と泥が鉢合わせしている裏で、妹はカード類を止めたり盗難届けを出したりしておりました。 
家族経由で妹と連絡が取れた時に、その情報は私と泥のいる警察署にも伝わりました。 
妹らが駆け付けて程なくして、泥は窃盗を認め、御用と相成りました。 

妹が盗難届けを出していたという情報が伝わるまでは泥は非常に威勢が良くて、 
鞄の入手経路も二転三転でのらりくらり、鞄の中身も頑としてプライバシーの侵害だと言って見せようとせず、 
私を名誉毀損で訴える!!だの、こいつが子どもにボウリョクを振るった!!などの暴言を怒鳴っておりましたが。


私は妹と全く連絡が取れないというのもあって、妹が誘拐されたり事故に遭った可能性があると考えていました。 
蓋を開けてみれば単なる(と言ったら語弊はありますが、命の危険を考えていたので)泥棒だったわけですが。 

前述の通り鞄は一点物で、似たものがあるという可能性はほぼありえないものでしたので、 
もし妹の安否がわからなければ、その鞄の入手経路だけが手掛かりになるのだと警察官の方に必死に訴えていました。 

同時に、もしこれが間違いだったなら泥さんには必ず相応の迷惑料をお支払いさせていただくので、 
妹の無事が確認されるまでどうか待って欲しいとお願いし続けました。 

一点物云々については併せて、その鞄の販売サイトを見せて、一点物だという事を売りにしているのだという事を説明しました。 
私の携帯にはその鞄を持って写っている私の写真が何枚かがありましたので、それも見せました。 
家に帰ればそれをオーダーした時の書類(設計図的に色やら柄やらが書いてある)や、領収書も残っているとも言いました。 

盗難届けが出ていたという事が伝わった時点で泥と私は別室に移されたので、 
泥が自白した場面は直接見聞き出来ず、 
警察の方との間でどういうやり取りがあって自白に至ったかは不明です。 

しかしiPhoneはSIMをぬいても個体固有のシリアルナンバーがあるので、どの道言い逃れは不可能だったと思います。 
妹の財布その他の私物にしたって、妹の指紋等が残っていたと思いますし。 
もしも泥が鞄の中身を全部捨てていたら、泥が真性だったら、話はもう少し難しかったかもしれないですけどね。


今回の罪状は窃盗なので、いわゆる親告罪という類のものではなく、 
あちら側からどんな手厚い弁済をしていただいても、私達サイドが「被害届を取り下げる」という事は出来ません。 

これも前述しましたが、iPhoneのSIMをぬくという行為があまりに場慣れしている感があるので、 
警察の方は余罪があるのではという風に言っていました。